

こんにちは中小企業から大企業に転職をしたことがあるベルともうします。
僕が以前に勤めていた会社はそれなりに有名な”大企業”と呼ばれる会社でした。
それまでは中小企業で働いていたので色々な事に違いがあり、驚いたことがあったのでそれらを書いて行きたいと思います。



従業員の人数?中小企業との違いは?大企業の定義とは


まず初めに大企業の定義なのですが明確に決まっているわけではありません。
中小企業庁が発表する「中小企業者の定義」があります。
つまり、そこで発表されている資本金や従業員が上回っている企業が大企業と考えれるでしょう。
以下に数値をまとめてみました。
業種分類 | 大企業の定義 |
製造業 | 資本金4億円以上 常時使用する従業員数400人以上 |
卸売業 | 資本金2億円以上 常時使用する従業員数200人以上 |
小売業 | 資本金6千万円以上 常時使用する従業員数60人以上 |
サービス業 | 資本金6千万円以上 常時使用する従業員数200人以上 |


なるほど、一口に大企業といっても業種によって規模は変化するんだ
課長クラスになるとボーナスは100万超え!大企業の給料はすごい


中小企業の前職から考えると転職して収入がほぼ倍になりました。
係長や課長クラスになると1回のボーナスが100万円近かったり、超える人もいました。
(平均的に月給の約5倍が年間のボーナスとして支払われる事が多かったです)
年収は30代になると600~800万ぐらい。


給料が良いからか同じ会社に勤めていた人は中古では無く新車で車を買う人が多かったです。
中小企業で働いているときの生き方というのはとにかくコストパフォーマンスが良いものばかりを探して生きていたのですが収入が増えると”コスパは悪くても自分が欲しいものを買う”そんな感じで生き方も変わっていきます。
生活が変化する
お金よりも時間を大切に感じるようになり、全然利用しなかったタクシーを頻繁に利用したり、それまでは自分でバイクや車を整備したりしていたのですがプロに任せる事が多くなりました。
仕事への考え方が変わる
転職後の仕事はキツイ時もあったのですが「これだけ給料もらえてるんだからしょうがないか、頑張ろう!」と思えるようになります。給料=モチベーションっていうのは確実だと思いますね。
中小企業にも良いところがあると分かった(収入と負担は比例する?)
収入がほぼ倍になって感じた事なんですが多分、収入と負担は比例すると思います。
中小企業に勤めていた時は収入は少なかったのですがその分、負担も少なかったと思います。
転勤に怯えて生活しなくて良かったり、残業や休日出勤も殆どないし、会社にガツガツした人もあまり居なかったですね。
大企業で働いている色々な人達


大企業で働いている人には色々な人がいました。会社生活のなかで僕が気付いた事を書いて行こうと思います。
肩書を持つ人、偉い人はフィジカルモンスター、メンタルモンスターが多い
大企業で肩書をもつ人や偉くなっていく人の特徴としてフィジカルが強い人、メンタルが強い人、また両方を持ち合わせた人が多かったです。
フィジカルモンスターの特徴としては残業が多い時でも平気な感じで「上に上がる為にはこれぐらい余裕」とばかりに率先して仕事をこなしていました。とても健康的で疲れた顔をみせずバリバリと仕事をしている姿をみて「体力あるなぁ・・・」と感じたものです。
メンタルモンスターは同僚や後輩に嫌われてもいいから使えるものは何でも使うとばかりに指示だけをして全然動かない人もいました。もちろん陰で嫌われてますし、本人に直接言ってもまったく気にする事はありませんでした。
クビにならない程度に仕事をさぼってばかりいる人
偉くなるのを完全にあきらめて言われた事以外はしない、適当に仕事をして退社時間を待っている人も一定数いました。
プライベートを大事にする生き方ですね。
学歴をずっと引きずっている人
学生時代の栄光をずっと引きずっている人もいました。何かミスがあったりすると「あいつはしょせん高専卒だしな」と言い放つ。有名大学院卒だけあってやっぱり優秀なのですが卒業して10年以上たってるのに不思議な感じでしたね。
大企業で良かったと感じた事。


大企業に入社して中小企業では感じる事がなかった良かった事を書いて行きます。
国家的なプロジェクトの一端を担えた。
詳しくはかけないのですが数々の国家的なプロジェクトの一端を担いました。
それらが成功したりするとニュースになるのですがテレビで流れている放送をみながらちょっと誇らしい気分になりました。
専門的な知識を深めることが出来た。
かなり特殊で専門的な事業をしていたので貴重な知識を深めることが出来たと思います。この知識は得ようと思ってもなかなか難しいと思いますし次の仕事を探す時の武器になると思います。
コンプライアンスに詳しくなった。
やはり大企業はコンプライアンス遵守を徹底しており法令に違反するような事は絶対にしないように指導されていました。そのために何をするにも資格が必要になるので様々な資格を取得できたのも良かったですね。
チームで仕事が出来た。
大企業は人数が多いのでチームで仕事ができました。ただ一人で黙々と働くのではなく仕事をしながら誰がどのように動いてるかチェックし、人に指示したりして仕事を進めていく経験も貴重だったと思います。
職場や環境にマンネリを感じた時や不満がある場合、希望すれば転勤を希望出来る。
人に恵まれなかった時や、長く同じ職場に居続けてマンネリを感じた場合などは希望して転勤させてもらえるメリットがありました。中小企業の場合だと同じ状況になった時に選択肢としては転職するしかない事が多い。
辞めてしまうとキャリアに傷がついたり、せっかく上がった給料も下がる事が多いので転勤や異動が出来るのはメリットだと思います。
転勤はつきもの?大企業に転職して嫌だった事


大企業ならではの嫌な事があったのでそれらも紹介していきます。
求められる仕事のレベルが高い
覚えないといけない事や仕事の量が本当に多かったです。資格取得にチャレンジしながら大量の仕事をこなしていると休日には疲れ切って遊びに行く気がしない時もありました。
社員のスペックが高すぎる
大企業に入ってくる人間はやっぱり基本性能が高く、高レベルな暗算が出来たり、過去に起きた事を全部覚えていたり、英語が得意だったりする人が多かったです。
そうゆう人が普通なので自分の存在感を出すのが大変でしたね。何も頑張らなければ埋もれていくだけでした。
教育が大変
毎年4月になると新人が配置されるのですがそのたびに教育をする必要があります。
教育中は仕事の手が止まるのでどうしても残業が増える傾向がありました。
中小企業の時なんかはほとんど新人が入ってこなくて教育をする事がなかったのでそうゆう意味では楽でしたね。
転勤や異動の辞令に怯え続けてた
転職した大企業はとにかく異動が多く、ひどい場合だと1年に一回ぐらいの頻度で転居を伴う異動がありました。
転居を伴う異動がある場合は人生設計が非常に立てにくく、「家を購入できない」「結婚に踏み切れない」「転勤がきっかけで彼女と別れる」「子供をどのタイミングで作ればいいか決めにくい」「大好きな車が東京に転勤になって維持出来なくなった」等等、デメリットをあげればキリがありません。
殆どの人は転勤の辞令に怯えて生活してました。
転勤を断る事は実質出来ないような感じでしたし、もし断ったとしたら出世はもう望めないような環境でした。
大企業でも転勤に怯える必要がなくなった「地域限定社員」の登場
現在では大企業や大手でも「地域限定社員」という働き方が出てきました。
転居を伴う転勤が無くなる代わりに、出世のスピードが遅くなるのと賃金がやや低くなるのが特徴です。
子供を生む計画や介護などに対応しやすく人生設計が立てやすい働き方だと思います。
まとめ
中小企業から大企業に転職して感じた事は以上となります。
大企業に入るまでは「こんなところでくすぶってる場合じゃない、もっといい環境で働けるはずだ」となにか焦りみたいなものを感じていました。
実際に大企業に入ってみると、とにかく仕事に追われ、スキルアップの為に常に勉強をしている状態で休日もずっと勉強していたように思います。
中小企業に勤めていた時はお金がない代わりに自分の時間がしっかり持てたので趣味のクライミングやキャンプなどに没頭できていました。
自分はどっちかというとお金よりも自分の時間を大事にしたい人間なので結局は退社してしまいました。ですが、給料が良いので貯金も沢山できましたし、初めて昇進をし肩書をもらった事はとても良い経験だったと思います。
いま、中小企業で働いていて大企業に転職したいと思っている人、または大企業から中小企業への転職を考えてる人の参考になればなと思います。
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