結論から言うと、後悔はゼロです。
ただ、想定外のことはありました。辞めてみて初めて分かったこともあります。きれいごとは書きません。44歳でセミリタイアして、今49歳の僕が全部正直に書いていきます。
この記事はこんな人に向けて書いています。
- セミリタイアを検討しているけど後悔しないか不安
- 仕事を辞めた後の生活がイメージできない
- セミリタイア後の仕事との付き合い方が分からない
読み終わったとき、「自分はセミリタイアに向いているかどうか」が少し見えてくると思います。
1. 結論:後悔はゼロ、でも想定外のことはあった
リーマンショックを経験した僕が44歳で辞めた理由
僕は工業高校卒で、8回転職を繰り返しながら20代からずっとFIREを目標にしてきました。
リーマンショックも経験しています。資産が一時期大きく目減りするのを目の当たりにしました。あの経験があったから、「本当にやっていけるのか」という不安は辞める直前まであったと思います。
それでも辞めました。
理由はシンプルで、計算上は大丈夫だったからです。感情より数字を信じることにしました。
不安がなかったといえば嘘になる
セミリタイアを検討している人が感じる不安は、だいたいこの3つじゃないかと思います。
- お金が本当に持つのか
- 仕事を辞めて社会から切り離されないか
- 暇になって何をすればいいのか
僕も全部不安でした。特にお金の不安は、数字では大丈夫と分かっていても消えなかったです。
その理由は後で詳しく書きます。
それでも辞めて良かったと言える理由
5年経った今、辞めて良かったと思っています。
一番の理由は「嫌なことを断れるようになったから」です。これだけで人生の質が全然違います。詳しくは5章に書きます。
2. 辞めた後に一番驚いたこと

資産が増えているのに働こうとしてしまう自分
セミリタイアして一番驚いたのは、お金じゃなくて自分の心の動き方でした。
資産は増えていました。配当も入ってくる。計算上は全く問題ない。
なのに、ブログやYouTubeで稼ごうとしてしまう自分がいたんです。
「もう働かなくていい」と頭では分かっています。でも体と心がついてこない。「何かしなければ」という感覚がなかなか抜けませんでした。
「もう働かなくていい」と本当に思えるまで3年かかった

これはお金の問題じゃなくて、メンタルの問題でした。
長年「働いて稼ぐことが正しい」という価値観の中で生きてきました。その感覚は、仕事を辞めてもすぐには消えないんですよね。
僕の場合、本当の意味で「もう大丈夫だ」と思えるまでに3年以上かかりました。
セミリタイアを検討している方に伝えたいのは、辞めた後もしばらくは心が落ち着かない時期があるということです。でもそれは異常じゃないし、時間が解決してくれます。
辞める前に資産シミュレーションをしておけば良かった
僕は資産計画を独学でやりました。でも今思えば、辞める前にプロに一度シミュレーションをしてもらえば良かったなと思っています。
数字として「大丈夫」という根拠があると、辞めた後のメンタルが全然違ってくるはずです。感覚じゃなく、根拠のある安心感を持って辞められます。
3. セミリタイア後の仕事との付き合い方

ブログ・YouTubeは月2万円、でもそれでいい理由
今、ブログとYouTubeを運営しています。収益は月2万円程度です。
正直に言うと、もう少し稼ぎたいという気持ちはあります。運用以外で安定した収益があると、心の安心につながるからです。
でも同時に、「なんのためにFIREしたのか」を自分に問い直すようにしています。
お金のために嫌なことをやるために辞めたわけじゃないので。
楽しい範囲でやる、しんどくなったらやめる

僕の中でルールは一つだけです。
楽しい範囲でやる。しんどくなったらやめる。
これだけです。
サラリーマン時代は「しんどくてもやらなきゃいけない」が当たり前でした。今は違います。しんどくなったら本当にやめていい。その自由があります。
なんのためにFIREしたかを忘れないこと
セミリタイア後に仕事をする人は多いです。それは全然悪いことじゃないと思います。
ただ、気づいたら「また仕事のために生きている」という状態になっている人もいます。
定期的に「なんのために辞めたのか」を思い出すことが、セミリタイア後の生活を守る一番のブレーキになるんじゃないかと思っています。
4. 人間関係はどう変わったか

地元の友達と自然と距離ができた理由
セミリタイアして、地元の友達と遊ぶ機会が減りました。
縁を切ったわけじゃないです。何かあれば会います。でも自然と距離ができました。
理由は価値観の違いです。
「底辺」という言葉を使う人間関係から離れた
地元の友達の一部は、「稼ぐ・良いものを買う・ドヤる」という価値観で生きていました。
ドヤるには、ドヤられる人間が必要です。誰かを「底辺」と呼ぶことで自分の位置を確認する。そういう人間関係でした。
それを見るのが嫌になって、自然と距離を置くようになりました。
損得で人に近づかなくてよくなった解放感
セミリタイアして大きく変わったのは、人間関係を損得で選ばなくてよくなったことかもしれません。
サラリーマン時代、「お金持ちだから近くにいたら何かいいことがあるかもしれない」という理由で、違和感を持ちながら付き合い続けたことが何度かありました。
今はそれをしなくていいです。違和感がある人間関係は、最初から距離を置けます。
これが思っていた以上に、生活の質を上げてくれました。
5. セミリタイアして一番良かったこと

嫌なことを断れるようになった
セミリタイアして一番良かったことを一言で言うと、「嫌なことを断れるようになったこと」です。
具体的には2つあります。
①やりたくない仕事を断れる
ブログやYouTubeの仕事依頼が来ることがあります。条件が合わなければ断ります。お金が必要じゃないから、無理に受ける理由がないので。
②違和感を持ちながら付き合わなくていい
「この人、お金持ちだから近くにいた方がいいかもしれない」という理由で付き合い続けることをやめました。
違和感は正直、最初からありました。でもサラリーマン時代は経済的な余裕がなかったから、その違和感を無視していました。
今は無視しなくていいです。
時間の使い方が完全に自分のものになった

朝、目覚ましをかけません。天気が良ければバイクに乗ります。犬と散歩します。妻とゆっくり話します。
特別なことじゃないですよね。でもこれが毎日できます。
その積み重ねが、サラリーマン時代とは全然違う毎日を作ってくれています。
6. セミリタイアに向いている人・向いていない人

幸せを自分で決定できる人は向いている
個人的に、セミリタイアに向いている人の条件は一つだと思っています。
幸せを自分で決定できる人です。
他人の評価じゃなく、自分の基準で「今日は良い日だった」と思える人。日常の小さなことに「ありがとう」と思える人。
そういう人はセミリタイア後の生活が豊かになると思います。
他人の評価で幸せを測る人はしんどくなるかもしれない

逆に、他人の評価で幸せを測る人はセミリタイア後がしんどくなる可能性があります。
肩書がなくなります。収入が見えなくなります。「何してるの?」と聞かれたとき、うまく答えられない場面も出てきます。
その状況でも平気でいられるかどうかが、セミリタイアに向いているかどうかの分かれ目になるんじゃないかと思っています。
日常の小さなことにありがとうと思える人が強い
セミリタイアしてから気づいたことがあります。
幸せって、大きなイベントじゃなくて日常の積み重ねにあるんですよね。
美味しいコーヒーが飲めた。天気が良かった。犬が元気だった。そういう小さなことに「良かった」と思える人が、セミリタイア後の生活を一番うまく生きられると思います。
まとめ
この記事で伝えたかったことを3つにまとめます。

①セミリタイアの後悔より、準備できているかどうかが大事
後悔するかどうかは、お金の準備だけじゃなくてメンタルの準備でも変わってきます。辞めた後も心が落ち着かない時期があることを知っておくだけで、全然違うと思います。
辞める前に一度、プロに資産シミュレーションをしてもらうのがおすすめです。
②仕事との付き合い方は「楽しい範囲でやる」だけでいい
セミリタイア後に仕事をすることは悪くないです。ただ「なんのために辞めたか」を忘れないこと。それだけを守れば、仕事は生活を豊かにするツールになります。
③幸せの基準を自分で持てるかどうかが全て
高卒でも、8回転職しても、44歳でFIREできました。再現性はあると思っています。でも一番大事なのはお金じゃなくて、幸せを自分で決定できる人間になることだと感じています。
日常の小さなことに「ありがとう」と思える人が、セミリタイア後の生活を一番うまく生きられると思います。
このブログは「高卒・低学歴でも豊かになれる」をテーマに書いています。きれいごとは書きません。失敗も遠回りも込みで、全部書いています。
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